〈ベンチャー企業論〉〈Breakthrough〉の創始者であり、功労者である福岡大学経済学部の阿比留正弘教授(2023年8月ご逝去)の言葉を紹介いたします。
学生の一番の弱みは一番の強みであります。それは何かというと何も「知らない」ということです。わからないことは社会人になってからは「売り」にはできませんが学生はそれが事実ですから、それで勝負する以外にありません。そして、できるだけ多くの人に会い、怒られ、褒められ、喜怒哀楽を活動で行った人たちは、コンテストでいい成績を上げるだけでなく、社会に出てからも活躍している人が多いように感じます。(2023・〈Breakthrough〉パンフレットより)
たとえば、若さゆえの「無知」は探究心の入り口であり、若さゆえの「無謀」は大胆と同義です。「一番の弱みは一番の強み」。学生ならではの「突破力」(Breakthrough)を御社の問題解決の一助とされてはいかがでしょうか。
学生の可能性に驚く
企業の参加にあたって
企業に求められるもの
SDGsの広がりから〈共生〉が社会課題となった今、企業による社会貢献への注目度は年々高まっています。企業が自社の利益を追求するにとどまらず、消費者ひいては社会の未来のために利益を還元する形はさまざまです。次世代を担う学生を支援することも社会貢献の一つ。〈Breakthrough〉にご参加いただき、社会貢献に参与する人材育成にご協力ください。
社会貢献を目指して
超実践型PBL(Project Based Learning=課題解決型学習)による長期インターンシップは学生の受け入れ先である企業にも日本社会を担う次世代人財を大学と一緒に育むことで成り立ちます。学生には大いなる潜在能力がありますが、それを開花させるには企業側の尽力を恃むことになります。文字通りの「無知」「無謀」「無礼」などにより、ご迷惑をおかけすることも想定されます。しかし、そこはぜひ、ご指導いただいた8か月の修養期間を経て、ポテンシャルを開花させ、企業に貢献できる人材となった学生の活躍にご期待いただきたいと思います。人材育成に注いでいただいた力を、今度は学生が企業貢献に生かす。そしてそれが企業の社会貢献に繋がるという一連の流れを作ること、それが〈Breakthrough〉の目指すところです。
活動目的の理解と協力
目的:学生が主体的に自身の人間性を育む場
学生がプロジェクトを通して、約束を守る、時間を守る、挨拶をする、大きな声で会話が出来るなど基本的な行動を身につけ、主体的に知識・技能・思考力・判断力・表現力を習得し、社会や世界と関わり、より良い人生を送るためのコミュニケーション能力を育むことを目的としています。
目的:国内外における幅広い人間関係の構築
企業の問題解決の実践的な取組を通して大学生・専門学校生・留学生・企業がお互いの多様性を認め合い活かしあえる環境を作り、国内外において幅広い人間関係を構築し成長することを目的としています。
参加にあたってのお願い
① 参加条件
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Breakthroughの趣旨・目的を理解し、賛同する企業である。
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企業は学生に労働力を求めず、発想力、行動力を求めるものとします。
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プロジェクト活動への関わり方:出来るだけ社長(もしくは企業担当者)と学生が定期的に話し合う場を設け、企業からの資料提出および助言を含め、互いに協力してプロジェクトを進める。
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前期・後期の発表会 中間発表には社長のご参加をお願いします。その他のイベントにもご参加ください。
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プロジェクト活動において学生に対して不適切な対応があった場合は、Breakthrough担当理事とインターン先企業で話し合いを設け、パワハラ、セクハラなどの不適切な行為があった場合、プロジェクト活動を停止する場合があります。(その際には参画費およびそれまでの交通費などの返金は出来ません)
② 参加申込とプロジェクト成立のながれ
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インターン先希望理由などを「申し込み用紙」に記入の上@@@までに@@@@@@までお申込ください。
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年度初めに開催する「企業説明会」に必ずご参加ください。
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インターン先選出には、NPO 法人 ASIA の理事会の承認が必要となります。
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Breakthroughのインターン先企業は、NPO 法人 ASIA に正会員からの選出となりますので、NPO 法人 ASIA加入が条件となっております。
※加入についてはNPO 法人 ASIAホームページをご覧くださいhttps://npo-asia.com -
「企業説明会」後、学生と企業のマッチングが成立しプロジェクト準備が整います。
③ プロジェクト参画費
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プロジェクト参画費:20万円(2024年度改正?????)
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各プロジェクト内で発生する会議参加の交通費はインターン先企業にご負担頂く場合があります。
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県外・海外などの調査出張などの高額必要経費に関しては、事前に学生からインターン先企業に相談、承認を得て実行する。
② プロジェクトとの関わり方
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出来るだけ社長(もしくは企業担当者)と学生が定期的に話し合う場を設け、企業からの資料提出および助言を含め、互いに協力してプロジェクトを進める。
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学生のプロジェクト活動において、問題が発生した場合には、NPO法人ASIA breakthrough担当理事の福岡工業大学 社会環境学部 鄭 雨宗 教授に報告相談を速やかに行う。
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プロジェクト活動において学生に対して不適切な対応があった場合は、Breakthrough担当理事とインターン先企業で話し合いを設け、パワハラ、セクハラなどの不適切な行為があった場合、プロジェクト活動を停止する場合があります。(その際には参画費およびそれまでの交通費などの返金は出来ません)
企業の皆さまへ
新入社員に一番ほしい力として、多くの企業の採用担当の方は「コミュニケーション能力」と「チャレンジ精神」を挙げています。この「コミュニケーション能力」は単に人との話が上手いことを意味することではないと思います。人の話をよく「聴く力」、そしてその意図を的確に理解する力がベースにあってからこその「コミュニケーション能力」といえるでしょう。かつてドラッカーは、「コミュニケーションで一番大切なことは、相手が口にしていない言葉を、聞き分ける力である。」とも言いました。もう一つの「チャレンジ精神」には「失敗」するリスクがあってもそれに屈せず果敢に挑戦する精神です。 現在のVUCA時代では過去の成功事例が通用しない新しい価値観が求められています。その新しい価値観に相応しい「人財」がこのBreakthrough活動から輩出されることをご期待ください。 *VUCA(Volatility:変動性、不安定さ、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)